新年度が近づいてきました。「期待に胸膨らむ春」などと言ったりもしますが、吃音のある方とそのご家族は、どのような気持ちで新年度を迎えるのでしょうか。
「うまく話せない自分の姿をクラスメイトが目の当たりにしたら、どう思われるんだろうか」
「真似されたり、からかわれたり、笑われたりするんじゃないか」
「吃音の症状を苦にして、不登校になったりしないだろうか」
たとえスムーズに話せなくても、周囲の理解や配慮によって軽減できる不安やリスクは沢山あります。吃音があっても安心して安全に学校に行ける環境を整えるというのは、非常に重要で有効な支援の一つです。
そんな環境の中で、じっくりと吃音に向き合っていくことができれば、支援の質も向上するものと考えられます。
吃音のある方とそのご家族が、いつの日にかその苦悩から解放されて
そして「期待に胸膨らむ春」を迎えてくれたらいいですね。