英検の二次試験において、吃音のある方は発話への配慮を受けられます。
言葉をスムーズに発することが困難な吃音のある方が、日常生活において困る場面はいくつかあると思うのですが、「英検」などの試験もその一つではないでしょうか。英語が”言葉”である以上、ある程度の流暢性を要求されるのは致し方ないとしても、症状によってスムーズに話せないことが、努力の不足、知識の不足、準備不足と評価されてしまうのは、適切な評価とは言い難いと思います。
実用英語技能検定(英検)では、一定の条件を満たせば発話への配慮が受けられます。つばさ吃音相談室では、この配慮を受けるのに必要な「状況報告書」の作成も大切な支援の一つとして取り組んでいます。今までに多くの方がこの制度を利用し、見事合格されました。
吃音のある方が、吃音のない方と比べて”不当に不利に”ならないように。
”合理的配慮”も吃音のある方の持つ正当な権利の一つとして訴えていきたいと思います。
※「状況報告書」の作成は当事業所の利用者の方に限ります。