令和6年8月24(土)、つばさ吃音相談室にて「中高生の交流会」が開催されました。
夏休みも終盤となり、忙しい時期にもかかわらず、中学1年生から高校2年生までの方々が参加してくれました。
参加者全員が初めて顔を合わせるので、事前に作成した自己紹介用の名刺を使って、まずは参加者全員で自己紹介をしました。
その後は二つのグループに分かれて、日ごろの困り感や対処の方法、それぞれの経験や工夫していることなど、様々なテーマで話し合いました。
この日参加してくれたのは、当然みんな吃音のある方々で、”話すこと”を苦手と感じている人も多かったはずです。当初、私たちスタッフは「誰も話そうとしなくて、沈黙の時間が流れていくのではないか。スタッフが一方的に話しているだけの交流会になったりはしないだろうか」と危惧していました。
ところが実際に始まると、時間が経つのを忘れてしまうほど会話が盛り上がりました。いつも自分が感じている困難や不安、辛さや孤独感など、この日は共感し合える者同士で目一杯話し合えたのではないでしょうか。スタッフも普段の言語訓練の時とは違った表情や声のトーン、雰囲気を感じることができ、とても有意義な時間になりました。
今回の交流会は私たちの想定を大きく超える大成功となりました。今後もこの価値あるイベントを継続し、より多角的な支援を提供できるよう努力したいと思います。